2015年05月08日

ハーリーって雨乞いの儀式だったのか!

GWも終わり、ダイビングショップのほうも一段落。
今年の沖縄本島については、
これといった大きな事故や事件もなく平穏に終わったような気がします。
まあ、お天気にも、海況にも恵まれたので、
皆さん、予定通りのメニューをこなすことができたのではないでしょうか。

で、GW後半戦に行われる那覇ハーリー。
いわゆるボート漕ぎレースであったりします。




その最終日にも行われる古式の御願バーリー。
「那覇」「久米」「泊」の3艇に分かれてのボートレース。
もちろん衣装も昔のままだったり。

ただ、このハーリー。
いろいろと諸説あったりしますが、
もともとは漁師の豊漁の儀式ではなく、
実は豊作を祈っての雨乞いの儀式であったという説があるらしい。

ハーリーに使われるこの船。
漢字で「爬龍」と書かれ、龍が這うという意味がある。
もともと龍には水神ともいわれ、よくよく思い出せば、
たいてい雲を連れだっているような気がする。
なので、古来はこの旧暦5月4日(那覇ハーリーは新暦ですが・・・)ではなく、
干ばつの際にはこの爬龍船を出して、雨乞いをしたという文献が残っているらしい。

なんか漁師の行事ってイメージがあったけど、
実は農耕民族のための行事だったりもするんだよな~。
  

Posted by rifie at 04:49Comments(0)うちなー文化